【ダイソー・セリア】キャンドゥの名刺用紙から始まった私の小さな起業物語 – 100円が変えた人生の転機
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【ダイソー・セリア】キャンドゥの名刺用紙から始まった私の小さな起業物語 – 100円が変えた人生の転機

会社の業績悪化による人員削減で、15年勤めた会社を退職することになったのは、昨年の3月のことでした。40代半ばでの失業は想像以上に厳しく、転職活動も思うように進まない日々が続いていました。失業保険だけでは家族4人の生活は厳しく、妻もパートの時間を増やしてくれましたが、家計は月を追うごとに苦しくなっていました。 転職活動と並行して、何か副業でもできないかと模索していた時、学生時代に趣味で作っていたイラストのことを思い出しました。デザイン系の専門学校を卒業後、一般企業に就職してからはほとんど絵を描いていませんでしたが、パソコンのイラストソフトは昔の記憶を頼りに使えそうでした。「もしかしたら、小さなデザインの仕事でも受けられるかもしれない」という淡い期待を抱きました。 最初に考えたのは、近所の小さな商店や個人事業主の方に、名刺やチラシのデザインを安価で提供できないかということでした。大手印刷会社に頼むほどでもない、小規模な印刷物の需要はあるはずだと考えました。しかし、いきなり営業をかけるには実績も信頼もない状態でした。まずは自分なりにサンプルを作成して、実際にどの程度のものが作れるかを確認する必要がありました。 そこで近所のキャンドゥに向かいました。以前から100均を利用していましたが、印刷用紙を探すのは初めてでした。文具コーナーで名刺用紙を発見した時は、「100円でこんなものまで売っているのか」と驚きました。A4サイズの用紙に名刺サイズの切り取り線が入っており、1シートから10枚の名刺が作成できます。厚手のマット紙で、手触りも市販の名刺と遜色ありません。 とりあえず5パック購入して帰宅しました。500円の投資で50枚の名刺が作れる計算です。失業中の身にとって、この低コストは大変ありがたく、「これなら気軽に試行錯誤できる」と思いました。家に帰ってすぐに、久しぶりにイラストソフトを立ち上げて、サンプル名刺のデザインに取り掛かりました。この時はまだ、このキャンドゥの名刺用紙が私の人生を変える第一歩になるとは思ってもいませんでした。 初めてのデザイン制作と試行錯誤の日々 キャンドゥの名刺用紙を前に、15年ぶりにデザイン制作に向き合いました。学生時代の記憶を辿りながら、イラストソフトの操作方法を思い出すのに苦労しましたが、徐々に感覚が戻ってきました。まずは自分用の名刺を作成することから始めました。「フリーランスデザイナー」という肩書きを初めて名刺に印刷した時の感動は今でも忘れられません。 最初に作成した名刺は、正直言って素人感が否めませんでした。文字のバランスが悪く、色使いも洗練されていません。しかし、キャンドゥの名刺用紙は安価なため、何度でも作り直すことができました。デザインを変更して印刷し、気に入らなければまた修正する、という作業を繰り返しました。1パック100円という価格だからこそできる、贅沢な試行錯誤でした。 家庭用プリンターで印刷した結果も上々でした。キャンドゥの名刺用紙は家庭用インクジェットプリンターとの相性も良く、文字も画像もくっきりと印刷されます。用紙の厚みも適度で、安っぽさを感じさせません。切り取り線に沿ってカットすると、きれいに名刺サイズになります。市販の高級名刺用紙と比較しても、見劣りしないクオリティに驚きました。 妻に最初の名刺を見せると、「思ったより本格的ね」「これが100円の用紙で作れるなんて信じられない」と言ってくれました。子どもたちも「パパの名刺かっこいい!」と喜んでくれ、家族の反応が自信につながりました。失業による落ち込みから少しずつ立ち直る気力が湧いてきたのも、この小さな成功体験があったからです。 近所の商店街を歩きながら、「この理髪店の名刺をデザインするとしたら?」「この小さなカフェのショップカードはどうするか?」などと想像を巡らせるようになりました。キャンドゥの名刺用紙で様々なパターンのサンプルを作成し、小さなポートフォリオを作り始めました。100円という低コストだからこそ、様々なスタイルに挑戦できました。 最初のお客様との出会いと小さな成功 サンプル名刺を10種類ほど作成した頃、近所の小さな美容院で髪を切ってもらった際に、思い切って店主に話しかけてみました。「名刺のデザインをさせていただけませんか?」と切り出すのは勇気が要りましたが、店主は意外にも興味を示してくれました。「実は名刺を作り直そうと思っていたんです」「料金はどのくらい?」と質問されました。 大手印刷会社の相場も分からない状態でしたが、「デザイン料3000円で、印刷は別途実費で」と提案しました。キャンドゥの名刺用紙を使えば印刷代は数百円で済むため、お客様にとってもメリットがあります。店主は「それは安いですね!」と即決してくれました。私にとって記念すべき第1号のお客様でした。 美容院のイメージに合わせて、上品で洗練されたデザインを心がけました。店主の要望を詳しくヒアリングし、何度か修正を重ねて完成させました。キャンドゥの名刺用紙で試し刷りを繰り返し、色合いや文字の大きさを細かく調整しました。安価な用紙だからこそ、納得いくまで何度でもテストプリントができました。 完成した名刺を店主に渡した時の喜びようは忘れられません。「想像していたよりもずっと素敵!」「お客様にも自信を持って渡せます」と言ってもらい、デザイナーとしての初めての達成感を味わいました。さらに嬉しいことに、「友人の飲食店経営者にも紹介したい」と言ってくれました。口コミでお客様が広がる可能性が見えてきました。 … 【ダイソー・セリア】キャンドゥの名刺用紙から始まった私の小さな起業物語 – 100円が変えた人生の転機Read more