「また熱が出た…」 深夜2時。額に手を当てると、3歳の息子の体が火のように熱い。体温計は39.2度を示していました。 「ママ、あつい…」 うわ言のように繰り返す息子。私は、また眠れない夜が始まることを覚悟しました。 29歳、シングルマザーになって2年。元夫との離婚後、実家に戻って息子と二人で暮らしています。昼間は事務のパートで働き、夜は息子の世話。経済的にも体力的にも、ギリギリの生活です。 息子の颯太は、体が弱い子でした。 月に2回は発熱。保育園から「お迎えをお願いします」という電話が来る度に、職場に頭を下げて早退させてもらう日々。小児科の待合室は、もう第二の我が家のようなものでした。 その夜も、いつものように冷却シートを貼り、こまめに水分を取らせようとしました。でも、冷却シートはすぐに温まってしまい、効果が長続きしません。何度も新しいものに替える必要があります。 「冷却シート、もう残り3枚しかない…」 夜中に買いに行くわけにもいきません。コンビニで買えば高いし、そもそも息子を一人にして出かけられません。 「どうしよう…」 不安と疲労で、涙が出そうになりました。 その時、洗面所のタオル掛けに、数日前にダイソーで買ったガーゼハンカチが目に入りました。 5枚セットで110円。赤ちゃん用品コーナーで何気なく買った、ごく普通のガーゼハンカチです。保育園のハンドタオル用に買ったものでした。 「そういえば、昔、母が熱を出した時にガーゼで冷やしてくれたっけ…」 藁にもすがる思いで、ガーゼを水で濡らし、軽く絞って、颯太の額に当てました。 … 【ダイソー・セリア】100均のガーゼが救ってくれた、息子との1000日Read more
