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【ダイソー・セリア】100均の持ち塩ケースが教えてくれた「お守り」の意味

100均の持ち塩ケースが教えてくれた「お守り」の意味

「これ、持ってた方がいいよ」

祖母がそう言って、私に小さな紙の包みを渡してくれたのは、社会人になって初めての配属先に向かう前日のことでした。

「何これ?」

「お清めの塩。新しい場所に行く時は、持ってると良いのよ」

開けてみると、中には真っ白な塩が、ほんの少し入っていました。

「でも、これ、どうやって持ち歩くの?紙だとすぐ破れそうだし…」

「昔はね、小さな巾着袋に入れてたのよ。でも今は、もっと便利なものがあるらしいわね」

祖母は、スマホで何か調べることもできないし、若者向けのグッズにも詳しくありません。

「ちょっと探してみる」

そう言って、その日のうちに近くのダイソーに行きました。

正直、「持ち塩ケースなんて、あるのかな」と半信半疑でした。

でも、店内を歩いていると、見つけました。

「生活雑貨」のコーナーに、「持ち塩ケース」というそのままの名前の商品が。

手に取ってみると、小さなプラスチック製の容器でした。

サイズは、リップクリームくらい。

色は、白とピンクがありました。

「へえ、こんなのあるんだ」

パッケージの説明を読むと、「お清めの塩を持ち歩くのに便利」と書いてあります。

価格は、もちろん110円。

「これなら、カバンに入れても邪魔にならないし、塩がこぼれる心配もないな」

白を一つ、買いました。

家に帰って、祖母にもらった塩を詰め替えました。

小さなケースですが、思ったよりたくさん入ります。

「これで、持ち歩ける」

翌日、新しい職場に向かう時、カバンのポケットにこのケースを忍ばせました。

「お守りみたいなものだな」

そう思いました。

でも、この時の私は、まだ知りませんでした。

この小さな持ち塩ケースが、これから何度も私の心を支えてくれることを。

そして、「お守り」の本当の意味を教えてくれることを。

持ち塩って、何に使うの?

最初、私は持ち塩の使い方をよく知りませんでした。

「お清めの塩」と言われても、具体的にどういう場面で使うのか。

祖母に聞くと、こう教えてくれました。

「昔はね、お葬式の後に家に入る前、玄関で塩を振ったものよ。穢れを祓うためにね」

「ああ、それは聞いたことある」

「他にも、嫌なことがあった時とか、何か悪いものを感じた時とか、塩で清めるの」

「スピリチュアルな感じ?」

「そうね。科学的根拠があるわけじゃないけど、気持ちの問題よ。『これで悪いものが祓われた』と思えば、心が軽くなるでしょう」

なるほど、と思いました。

つまり、持ち塩は、物理的な効果というより、精神的なお守りなんだと。

「嫌なことがあった時に、『これで大丈夫』と思える。それが大事なのね」

祖母は頷きました。

「そう。人間、気持ちの持ちようで、随分変わるものよ」

それから、私は持ち塩ケースをカバンに入れたまま、毎日持ち歩くようになりました。

実際に使うことは、最初の数ヶ月、ありませんでした。

でも、カバンの中に入っているだけで、何となく安心感がありました。

「何かあっても、これがある」

持ち塩ケース daiso

根拠のない自信ですが、それが心の支えになりました。

初めて使った日のこと

持ち塩ケースを買ってから、3ヶ月くらい経った頃。

職場で、すごく嫌なことがありました。

上司に、理不尽に怒られたんです。

私のミスではないのに、責任を押し付けられて、大勢の前で叱責されました。

悔しくて、情けなくて、トイレで一人泣きました。

「なんで私が…」

感情が溢れて、止まりませんでした。

しばらくして、気持ちを落ち着けようと、カバンの中を見ました。

そこに、持ち塩ケースがありました。

「そういえば、これ…」

祖母の言葉を思い出しました。

「嫌なことがあった時、塩で清めるの」

トイレの個室で、ケースを開けて、小さく塩を手のひらに取りました。

それを、手洗い場で水と一緒に流しました。

「これで、嫌なものが流れていく」

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そう念じました。

科学的根拠は、もちろんありません。

でも、不思議と、心が少し軽くなった気がしました。

「よし、もう一度頑張ろう」

涙を拭いて、トイレから出ました。

午後の仕事を、何とかやり遂げました。

帰り道、また持ち塩ケースを取り出して、駅のトイレでもう一度、塩を流しました。

「今日の嫌なこと、全部流れていけ」

そう思いながら。

家に着く頃には、だいぶ気持ちが落ち着いていました。

「持ち塩、効果あるかもしれない」

少なくとも、私の心には効きました。

持ち塩ケース 100均

友人にも勧めてみた

ある日、友人とランチをしている時、友人が愚痴をこぼしました。

「最近、職場の人間関係がうまくいかなくて…すごくストレス」

「わかる。私も前にそういうことあった」

「どうやって乗り越えたの?」

私は、少し迷いましたが、話すことにしました。

「笑われるかもしれないけど…持ち塩、使ってるんだ」

「持ち塩?」

「うん、お清めの塩。嫌なことがあった時に、塩を流すの。気持ちをリセットするために」

友人は、不思議そうな顔をしました。

「スピリチュアルな感じ?」

「まあ、そうかも。でも、気持ちの問題だと思う。『これで嫌なものが流れた』と思えば、心が軽くなるから」

「へえ…」

友人は、興味を持ったようでした。

「私もやってみようかな。どこで買えるの?」

「100均。ダイソーとかセリアに売ってるよ。『持ち塩ケース』って名前で」

「そうなんだ。今度買ってみる」

それから数日後、友人からLINEが来ました。

「買ったよ!持ち塩ケース!」

写真が送られてきました。ピンク色のケースでした。

「私は白にしたけど、ピンクも可愛いね」

「うん。早速、塩入れて持ち歩いてる。何か、お守りみたいで安心する」

「でしょ?」

それから、友人も持ち塩を使うようになりました。

後日、また会った時、友人が言いました。

「あれ、意外といいかも。嫌なことがあった時、塩を流すと、気持ちが切り替わる」

「わかる!」

「塩自体に効果があるというより、『儀式』みたいなものだよね。気持ちをリセットする儀式」

「そうそう、まさにそれ」

二人で笑いました。

スピリチュアルを信じる信じないは関係なく、「自分の気持ちを整える方法」として、持ち塩は有効なんだと思いました。

持ち塩ケース 100均

いろいろな持ち塩ケースがあることを知った

持ち塩ケースを使い続けているうちに、100均にはいろいろなデザインのものがあることに気づきました。

最初に買ったのは、シンプルな白いプラスチック製でした。

でも、別の店舗に行った時、違うデザインを見つけました。

「あ、こんなのもあるんだ」

  • 透明なケース(中身が見える)
  • 金色の蓋がついたケース(高級感がある)
  • ハート型のケース(可愛い)
  • 小さな巾着袋タイプ(布製)
  • キーホルダー付きケース(カバンに付けられる)

種類が豊富で、選ぶのが楽しくなりました。

「これ、集めたくなるな」

私は、透明なケースも買ってみました。

中身が見えるので、塩の残量がすぐわかるのが便利です。

友人には、ハート型を買ってプレゼントしました。

「可愛い!ありがとう!」

喜んでもらえました。

また、ある時、セリアに行ったら、こんな商品もありました。

「お清め塩スプレー」

スプレーボトルに、塩水を入れて、シュッと吹きかけるタイプです。

「これも便利そう」

買ってみて、家で使ってみました。

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玄関や、部屋の四隅に、シュッとスプレー。

「何となく、空気が変わった気がする」

もちろん気のせいかもしれませんが、部屋が清められた感じがして、気持ちが良かったです。

「持ち塩ケースは外出用、スプレーは家用」

そんな風に使い分けるようになりました。

100均の商品なので、気軽にいろいろ試せるのが嬉しいです。

高級な開運グッズだと、一つ数千円もしますが、これなら110円。

「ダメ元で試してみる」というハードルが低いんです。

母にもプレゼントした話

実家に帰省した時、母に持ち塩ケースのことを話しました。

「お母さん、これ知ってる?持ち塩ケース」

カバンから取り出して見せると、母は興味津々でした。

「あら、こんなのあるの?」

「100均で買ったんだ。お清めの塩を持ち歩くやつ」

「昔は、小さな袋に入れてたけど、今はこんな便利なものがあるのね」

母は、スピリチュアルなことに比較的オープンな人でした。

神社にお参りに行くのが好きだし、お守りもいくつか持っています。

「お母さんにもあげる。ピンクと白、どっちがいい?」

「ピンクがいいわ」

次に買い物に行った時、母のためにピンク色の持ち塩ケースを買いました。

そして、塩も一緒に買って、詰めてあげました。

「はい、これ。カバンに入れておいて」

「ありがとう。可愛いわね」

母は、嬉しそうにカバンに入れました。

それから数週間後、母から電話がありました。

「あのね、この前、病院に行った時に、すごく嫌な雰囲気の人がいて…」

「うん」

「それで、帰りに持ち塩を使ったの。トイレで塩を流して、『悪いものは流れていけ』って」

「おお、使ったんだ」

「そしたらね、気持ちがすっきりしたの。不思議よね」

母も、持ち塩の効果を実感したようでした。

「プラシーボ効果かもしれないけど、気持ちが楽になるなら、それでいいよね」

「そうね。心の問題だと思うわ。でも、心が楽になるって、大事なことよ」

母の言う通りだと思いました。

科学的根拠がなくても、自分の心が救われるなら、それは価値があることです。

「他にも欲しい人がいたら、買ってあげて」

「実はね、友達にも勧めたのよ。みんな興味持ってたわ」

「じゃあ、今度まとめて買ってくるね」

次の帰省の時、私は5個の持ち塩ケースを買って帰りました。

母の友人たち用です。

母は、それを友人に配って、みんなで「持ち塩仲間」になったそうです(笑)。

「100均の商品が、人と人を繋ぐきっかけにもなるんだな」

そう思うと、なんだか嬉しくなりました。

塩の選び方がわからなくて困った

持ち塩ケースを使い続けていると、塩の補充が必要になります。

最初、私は普通の食卓塩を入れていました。

スーパーで買った、一般的な食塩です。

でも、ある日、雑貨屋さんで「お清め用の塩」というものを見つけました。

パッケージには、「神社で祈祷された塩」と書いてあります。

価格は、500円くらい。

「やっぱり、お清め用の特別な塩の方がいいのかな?」

迷いました。

でも、考えてみると、塩自体に何か特別な力があるわけではありません。

大事なのは、「自分がそれを信じるかどうか」です。

「普通の塩でも、『これはお清めの塩だ』と思えば、それでいいんじゃないか」

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そう結論づけました。

ただ、せっかくなら、少しこだわりたい気もしました。

それで、天然塩を使うことにしました。

スーパーで売っている、「伯方の塩」とか「海の精」とか。

化学的に精製された食塩ではなく、海水から作った天然の塩。

「自然のものの方が、なんとなく良い気がする」

科学的根拠はありませんが、気持ちの問題です。

天然塩を持ち塩ケースに詰めて、持ち歩くようになりました。

「これで、より効果がある気がする」

実際の効果は変わらないかもしれませんが、自分が納得できることが大切だと思いました。

友人に、この話をすると、こう言われました。

「私は、神社でもらった塩を使ってる」

「神社で塩、もらえるの?」

「うん。初詣の時に、『清め塩』を配ってる神社があるの。それをもらってきて、持ち塩ケースに入れてる」

「なるほど、それいいね」

「神社の塩だと、よりご利益がある気がするでしょ」

「確かに」

人それぞれ、こだわりポイントが違うんだなと思いました。

  • 普通の食塩でいい人
  • 天然塩にこだわる人
  • 神社の塩を使いたい人
  • 専用の「お清め塩」を買う人

どれが正解、というわけではありません。

自分が納得できる方法を選べばいいんです。

「持ち塩も、人それぞれのスタイルがあるんだな」

そう思うと、面白かったです。

持ち塩ケースを忘れた日

ある朝、急いで家を出た時、持ち塩ケースを入れ忘れました。

いつもはカバンのポケットに入っているのに、その日は家に置いてきてしまったんです。

電車の中で気づきました。

「あ、持ち塩忘れた…」

最初は、「まあ、別にいいか」と思いました。

でも、なんとなく、心細い気がしました。

「お守りを忘れた感じだな」

その日、特に嫌なことがあったわけではありません。

でも、なんとなく落ち着かない一日でした。

「やっぱり、持ってないと不安になるんだな」

それは、塩自体に力があるからではなく、「持っている」という事実が、心の支えになっていたからだと気づきました。

お守りや、ラッキーアイテムと同じです。

物自体に魔法の力があるわけじゃない。

でも、「これがあるから大丈夫」と思えることが、心を強くしてくれるんです。

帰宅してすぐ、持ち塩ケースをカバンに戻しました。

「もう忘れないようにしよう」

それからは、毎朝出かける前に、カバンの中を確認するようになりました。

「財布、スマホ、鍵、持ち塩ケース」

この4つが揃っていることを確認してから、家を出ます。

持ち塩ケースが、日常の必需品になっていました。

職場の後輩にも広まった

職場で、後輩が落ち込んでいる日がありました。

「どうしたの?」

「先輩…実は、お客さんにすごく怒られて…」

話を聞くと、理不尽なクレームを受けたようでした。

後輩に非はないのに、一方的に責められたと。

「それは辛かったね」

「なんか、すごくモヤモヤして…家に帰っても、そのことばっかり考えちゃって」

後輩の顔は、疲れ切っていました。

「ちょっと待って」

私はカバンから、持ち塩ケースを取り出しました。

「これ、使ってみる?」

「何ですか、それ?」

「お清めの塩。嫌なことがあった時に、これを流すと、気持ちがリセットされるの」

後輩は、不思議そうな顔をしました。

「スピリチュアルな感じですか?」

「まあ、そうかも。でも、気持ちの問題だよ。『嫌なものが流れた』と思えば、心が軽くなるから」

「へえ…」

「騙されたと思って、やってみて。トイレで、手のひらに少し塩を取って、水で流すの。『今日の嫌なこと、全部流れていけ』って念じながら」

後輩は、半信半疑でしたが、やってみると言いました。

数分後、トイレから戻ってきた後輩の顔が、少し明るくなっていました。

「なんか、すっきりしました」

「でしょ?」

「不思議ですね。塩を流しただけなのに」

「『儀式』みたいなものだと思う。気持ちを切り替えるスイッチ」

後輩は、興味を持ったようでした。

「私も、持ち塩ケース買ってみます。どこに売ってるんですか?」

「100均。ダイソーとかセリアに売ってるよ」

「そうなんですね。今日、帰りに買ってみます」

翌日、後輩が嬉しそうに報告してきました。

「先輩、買いました!持ち塩ケース!」

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