贈り物手帖
岩手県の名前の詩
日本の武士道を西洋に伝えたのは新渡戸 稲造(にとべ いなぞう)。欧米のどんな図書館にもおかれ、最も有名な日本の著作物といわれる「武士道」の著者です。1984年11月1日発行開始の五千円札に描かれていますが、東京女子大学初代学長や第一高等学校(現在の東京大学教養学部)校長などを歴任し、国際連盟事務次長も務めました。そんな新渡戸稲造を育んだ地が岩手県。
民俗学先駆けである柳田国男の「遠野物語」。柳田国男は岩手県出身ではありませんが、遠野地方を「民話の里」として有名にしました。さらに遠野物語が世界で注目されるまでの妖怪ブームを生みました。
国民的作家である花巻市出身の宮沢賢治。彼は世界に眼差しを向け、ドイツ語やエスペラント語を学びました。独特なファンタジーの世界を生み出た根底にあるものは、ふるさと岩手県への愛だといわれています。
以下に岩手県民の特徴から一部を抜粋をしました。大げさに書かれているものかもしれませんが、県民の素朴さを感じます。
岩手県は今でも遠野物語の妖怪たちと出会える里山の様な地に思えてなりません。