「厚紙、厚紙…」
私はダイソーの文具コーナーで、厚紙を探していました。
目的は、部屋の整理整頓。
引き出しの中がごちゃごちゃで、仕切りが欲しかったんです。
「プラスチックの仕切りケースもいいけど、サイズが合わないんだよな」
市販の仕切りケースは、決まったサイズしかありません。
私の引き出しは、微妙に変わったサイズで、ピッタリ合うものがない。
「だったら、自分で作ればいいんじゃないか」
そう思って、材料を探しに来たんです。
文具コーナーの棚を見ると、いろいろな紙がありました。
画用紙、色画用紙、工作用紙、ケント紙…。
「どれが厚紙なんだろう?」
商品を手に取って確認していると、見つけました。
「厚紙」と書かれた商品。
白い厚紙が、A4サイズで5枚入り。
価格は110円。
「これだ」
手に取ってみると、程よい厚さと硬さ。
曲げようとしても、簡単には曲がりません。
「これなら、仕切りに使えそう」
レジで会計を済ませて、家に帰りました。
この時の私は、まだ知りませんでした。
この厚紙が、予想以上に私の生活を変えることになるなんて。
そして、「ちょうどいい」というものの大切さを教えてくれることを。

最初は引き出しの仕切りを作った
家に帰って、早速厚紙で仕切りを作り始めました。
まず、引き出しの寸法を測ります。
幅25cm、奥行き35cm、高さ8cm。
「この引き出しを、3つに仕切りたい」
厚紙を、引き出しの高さに合わせてカットします。
高さ7.5cmくらい。
少し余裕を持たせて、引き出しの中で少し沈むくらいがちょうどいい。
次に、幅に合わせてカット。
3つに仕切るので、2枚の仕切り板が必要です。
「よし、できた」
厚紙の仕切り板、2枚完成。
引き出しに入れてみると…。
「おお、ピッタリ!」
自分でサイズを調整したので、当然ピッタリです。
引き出しが3つのスペースに分かれました。
左側には靴下、真ん中にはハンカチ、右側にはベルトや小物。
「すごい、見やすくなった」
今までは、ごちゃごちゃに入っていて、探すのが大変でした。
でも、仕切りができたことで、どこに何があるか一目瞭然。
「厚紙、便利すぎる」
たった110円で、引き出しが劇的に使いやすくなりました。
しかも、まだ厚紙が3枚残っています。
「他の引き出しも仕切ろう」
それから、家中の引き出しに厚紙の仕切りを作りました。
キッチンの引き出し。
文房具の引き出し。
化粧品の引き出し。
全部、厚紙で仕切り。
「家中の引き出しが、整理整頓された」
気持ちいい。
そして、厚紙の使い道は、これだけじゃありませんでした。

本の補強に使い始めた
ある日、本棚の整理をしていると、表紙が破れかけている本を見つけました。
お気に入りの文庫本。
何度も読み返しているうちに、表紙がボロボロになってしまいました。
「捨てたくないけど、このままじゃもっと破れる…」
そこで思いつきました。
「厚紙で補強できるんじゃないか?」
厚紙を本のサイズに合わせてカット。
文庫本より少し大きめに切って、カバーとして使います。
透明なブックカバーを持っていたので、それと組み合わせることにしました。
厚紙をブックカバーの中に入れて、本に装着。
「おお、いい感じ」
厚紙が芯になって、表紙がしっかりします。
破れかけていた部分も、厚紙で支えられて、これ以上破れる心配がありません。
「これ、すごくいいアイデアだ」
それから、大切な本には、全部厚紙補強をするようになりました。
特に文庫本。
文庫本って、表紙が柔らかいので、すぐにボロボロになるんですよね。
でも、厚紙で補強すると、長持ちします。
「本を大切にできるって、いいな」
本棚を見ると、厚紙で補強された本が並んでいます。
なんだか、自分の本棚が、特別なものに思えてきました。
「自分でカスタマイズした本棚」
市販のブックカバーもいいけれど、自分で工夫して作ったものには、愛着が湧きます。

ポストカードの台紙として使った
友人の誕生日が近づいていました。
プレゼントは決まっていましたが、メッセージカードをどうしようか悩んでいました。
「市販のカード、なんかありきたりだな」
手作りのカードを作りたいけれど、デザインセンスがない私には難しい。
「あ、厚紙使えるんじゃない?」
厚紙を、ポストカードサイズにカット。
10cm × 15cmくらい。
表面に、マスキングテープやシールでデコレーション。
裏面に、メッセージを書く。
「手作りカード、完成」
シンプルだけど、温かみのあるカードができました。
市販のカードより、ずっと気持ちが込もっている気がします。
友人にプレゼントと一緒に渡すと、すごく喜んでくれました。
「このカード、手作り?すごく嬉しい!」
「厚紙で作ったんだ」
「厚紙?100均の?」
「そう」
「こんなに可愛くできるんだ。私も作ってみたい」
友人も興味を持ってくれました。
「厚紙、いろいろ使えるよ」
それから、誕生日カードやお礼状は、全部厚紙で手作りするようになりました。
時間はかかりますが、その分、相手への気持ちが伝わる気がします。
「手作りって、いいな」
不器用な私でも、厚紙とマスキングテープがあれば、それなりのものが作れる。
「ハードルが低いのがいい」
凝ったデザインじゃなくていい。
シンプルでも、手作りの温かさは伝わります。
厚紙が、そのことを教えてくれました。

スマホスタンドを作った
ある日、動画を見ていて思いました。
「スマホスタンド、欲しいな」
ベッドで横になりながら動画を見る時、スマホを手で持っているのが疲れるんです。
「でも、スマホスタンド買うのもな…」
そこまで頻繁に使うわけじゃないし、わざわざ買うほどでもない。
「作れないかな?」
ネットで調べると、厚紙でスマホスタンドを作る方法が出てきました。
「これだ!」
厚紙を使って、簡単なスマホスタンドを作ってみることにしました。
作り方は意外とシンプル。
厚紙を適当なサイズにカットして、折り曲げるだけ。
L字型にして、スマホを立てかけられるようにします。
最初は失敗しました。
角度が急すぎて、スマホが滑り落ちる。
「もう少し緩やかな角度にしよう」
何度か試行錯誤して、ちょうどいい角度を見つけました。
約60度くらい。
これなら、スマホが安定して立ちます。
「よし、完成!」
見た目は、正直言ってあまり格好良くありません。
ただの厚紙ですから。
でも、機能的には十分。
スマホをしっかり支えてくれます。
「使えればいいんだよ」
見た目より機能。
それが大事だと、自分に言い聞かせました。
ただ、少し寂しかったので、マスキングテープでデコレーション。
厚紙の表面に、可愛い柄のマスキングテープを貼りました。
「おお、ちょっとオシャレになった」
完璧ではないけれど、自分で作ったスマホスタンド。
愛着が湧きます。
「これで動画見るの、楽になるな」
実際、すごく便利でした。
ベッドで動画を見る時も、デスクで作業する時も、スマホスタンドが活躍。
「100均の厚紙で、生活が便利になった」
そして、自分で工夫して何かを作る楽しさも知りました。

写真を飾るための台紙にした
部屋に写真を飾りたいと思っていました。
友人と旅行に行った時の写真。
家族と撮った写真。
大切な思い出の写真たち。
「フォトフレーム買うのもいいけど、お金かかるし…」
それに、フォトフレームって、サイズが決まっているので、飾りたい写真に合わないこともあります。
「厚紙で、台紙作れないかな」
思いついて、やってみることにしました。
厚紙を写真より一回り大きくカット。
写真のサイズがL判(89mm × 127mm)だったので、厚紙は12cm × 16cmくらいに切りました。
厚紙の中央に写真を貼り付けます。
両面テープで、丁寧に。
「これだけだと、ちょっと味気ないな」
厚紙の余白部分に、マスキングテープで縁取りをしました。
写真の周りを、可愛い柄のマスキングテープでデコレーション。
「おお、いい感じ!」
まるで、手作りのフォトフレームみたい。
厚紙だから軽いし、壁に貼るのも簡単です。
マスキングテープで壁に貼れば、壁を傷つけることもありません。
「これ、すごくいいアイデアだ」
それから、部屋の壁一面に、厚紙台紙の写真を貼りました。
友人との思い出。
家族との思い出。
旅行の思い出。
全部、厚紙台紙に貼って、壁に飾りました。
「自分だけのギャラリーができた」
部屋に帰ってくると、壁一面の写真が目に入ります。
それを見るだけで、楽しかった思い出が蘇ってきます。
「写真って、飾ってこそだな」
スマホの中に入れておくだけじゃ、見返す機会が少ない。
でも、こうやって部屋に飾ると、毎日目にします。
「厚紙が、思い出を身近にしてくれた」
友人が遊びに来た時、この写真ギャラリーを見て言いました。
「これ、全部手作り?すごい!」
「厚紙とマスキングテープだけだよ」
「お金かけてないのに、こんなにオシャレになるんだ」
「材料費、1000円もかかってないと思う」
「コスパ良すぎる」
友人も、早速真似したいと言っていました。
「厚紙、本当に使える」
そんな会話をしながら、私も嬉しくなりました。
自分で工夫して作ったものを、人に褒めてもらえるのは、やっぱり嬉しい。
子供の工作にも使えることを知った
姉には、小学生の甥がいます。
ある日、姉から電話がかかってきました。
「ねえ、工作の材料で、何かいいものない?」
「工作?何作るの?」
「学校の宿題で、自由工作があるんだけど、何作るか決まってなくて」
「厚紙とか、どう?」
「厚紙?」
「うん。100均で売ってるやつ。いろいろ作れるよ」
姉は興味を持ったようでした。
次の週末、姉と甥が家に遊びに来ました。
「厚紙、見せて」
「これだよ」
私が持っている厚紙を見せると、甥が目を輝かせました。
「これで何作れる?」
「何でも作れるよ。家とか、車とか、動物とか」
「じゃあ、お城作りたい!」
甥は、お城を作ることに決めました。
厚紙と、ハサミと、のりと、マスキングテープを用意。
「じゃあ、一緒に作ろうか」
甥と一緒に、厚紙でお城を作り始めました。
まず、壁を作ります。
厚紙を長方形に切って、四角い箱型に組み立てます。
「ここがお城の本体だね」
次に、塔を作ります。
厚紙を丸めて、円筒形に。
「塔は、4つ作ろう」
甥は、一生懸命厚紙を切ったり、貼ったりしています。
「おばちゃん、これどうやって貼るの?」
「こうやって、のりで貼るんだよ」
「できた!」
甥は、自分で塔を作れたことが嬉しいようでした。
それから、屋根を作ったり、旗を作ったり。
細かい装飾も、厚紙とマスキングテープで作りました。
約2時間かけて、お城が完成。
「すごい!かっこいい!」
甥は大喜び。
姉も、感心していました。
「厚紙だけで、こんなに立派なものができるんだね」
「でしょ?」
「しかも、材料費ほとんどかかってない」
「110円だけだよ、厚紙」
「コスパ良すぎる」
甥は、そのお城を学校に持って行きました。
後日、姉から連絡が来ました。
「お城、クラスで評判良かったって。先生にも褒められたって」
「よかったね」
「甥も、すごく嬉しそうだった。ありがとう」
「どういたしまして」
電話を切った後、なんだか温かい気持ちになりました。
「厚紙が、甥の思い出を作ってくれた」
子供の工作に、厚紙は最適です。
安いし、加工しやすいし、安全。
「子供の想像力を形にするのに、ちょうどいい素材なんだな」
そんなことを考えながら、厚紙の良さを再認識しました。
梱包材としても優秀だった
ある日、友人に小物を送ることになりました。
メルカリで売れた商品を、発送する必要があったんです。
「梱包材、どうしよう」
プチプチ(エアキャップ)も持っていますが、箱の中で商品が動かないようにするための、仕切りや固定材が欲しい。
「あ、厚紙使えるんじゃない?」
厚紙を箱のサイズに合わせてカット。
商品の周りを囲むように配置。
「これなら、商品が動かない」
厚紙は適度な厚さと硬さがあるので、商品を保護してくれます。
しかも、プチプチより環境に優しい。
「紙だから、リサイクルもしやすいし」
それから、メルカリで商品を発送する時は、必ず厚紙を使うようになりました。
購入者からも、好評でした。
「梱包がとても丁寧でした。ありがとうございます」
というメッセージをもらうことが増えました。
「厚紙、梱包にも使えるんだな」
しかも、見た目もきれいです。
白い厚紙は清潔感があって、商品をきちんと包んでいる印象を与えます。
「丁寧に扱ってもらえてる感じがする」
購入者の立場だったら、そう思うだろうな、と。
梱包って、実は結構大事なんですよね。
商品そのものも大事ですが、どう届けるかも大事。
「厚紙が、その手助けをしてくれてる」
メルカリの評価も上がって、売上も増えました。
「まさか厚紙が、副業にも貢献してくれるとは」
思いもよらない効果でした。
勉強にも役立った
私は、資格試験の勉強をしていました。
暗記することが多くて、単語カードを作ろうと思ったんです。
「でも、市販の単語カード、高いんだよな」
100枚入りで300円とか。
そんなに使うかわからないのに、買うのももったいない。
「厚紙で作れないかな」
厚紙を、名刺サイズにカット。
5cm × 9cmくらい。
表に問題、裏に答えを書きます。
「手作り単語カード、完成」
市販の単語カードより、少し大きめですが、その分書きやすい。
それに、自分で作ることで、一度手を動かす分、記憶にも残りやすい気がします。
「書くって、大事だな」
最近はスマホのアプリで勉強することも多いですが、やっぱり紙に書く方が覚えやすい。
手を動かすことで、脳が活性化するんでしょうね。
厚紙の単語カードを、毎日持ち歩きました。
通勤電車の中で見返したり、休憩時間に確認したり。
「厚紙、勉強にも使えるんだ」
そして、試験当日。
結果は、無事合格。
「厚紙の単語カードのおかげかもしれない」
大げさかもしれませんが、そう思いました。
自分で工夫して作った教材には、愛着が湧きます。
市販のものより、使い続けるモチベーションも上がります。
「厚紙が、勉強を支えてくれた」
資格証を見ながら、そんなことを考えました。
