100円ショップでコルクシートを初めて手に取ったのは、新しいアパートに引っ越した直後のことだった。念願の一人暮らしを始めたばかりで、部屋をどう飾ろうか、どう使いやすくしようかと、毎日ワクワクしていた時期だ。 ただ、一つだけ問題があった。賃貸の壁には、画鋲もネジも打てない。壁に穴を開けると、退去時に修繕費を請求される可能性がある。ポスターを貼りたい、写真を飾りたい、カレンダーを掛けたい――そんなささやかな願いすら、壁の制約に阻まれていた。 「何か良い方法はないだろうか」 そう思いながらダイソーをうろついていた時、インテリアコーナーで目に留まったのが、30cm×30cmほどのコルクシートだった。値段はもちろん100円。裏面には両面テープがついていて、壁に貼るだけで簡単にコルクボードが作れるという。 「これなら壁を傷つけずに済むかもしれない」 そう思い、試しに3枚購入してみた。この小さな買い物が、私の部屋作りを大きく変えることになるとは、その時はまだ知らなかった。 初めての貼り付け――ドキドキの瞬間 帰宅後、さっそくコルクシートを壁に貼ってみることにした。まずは目立たない場所で試してみようと、玄関脇の小さなスペースを選んだ。 裏面の剥離紙をゆっくりと剥がすと、しっかりとした粘着面が現れる。壁に押し当て、手のひらで優しく圧着する。指先に感じる柔らかなコルクの質感が心地よい。 「ちゃんとくっつくかな…」 不安を抱えながら手を離すと――しっかりと壁に張り付いていた。軽く引っ張ってみても、びくともしない。 「これはいいかもしれない」 試しに画鋲を一つ刺してみた。スッと入る。抵抗なく刺さり、しっかりと固定される。これなら写真もポストカードも自由に飾れる。しかも、画鋲を抜いても穴は小さく、コルクの弾力ですぐに目立たなくなる。 この瞬間、「100円でこんなに便利なものがあったのか」と感動した。 使い続けてわかったコルクシートの魅力 それから数週間、コルクシートを使い続けるうちに、さまざまなメリットが見えてきた。 … 【ダイソー・セリア】100均のコルクシートとの出会い――賃貸の壁を傷つけたくない一心でRead more
