贈り物手帖
三重県の名前の詩
お伊勢さんと遠く昔から親しみを込めて呼ばれる伊勢神宮。正式名称は「神宮」で、神宮の前にも後にも名前は付きません。
神宮司庁のウェブサイトによれば、
「神宮には、皇室の御祖先の神と仰ぎ、私たち国民の大御祖神(おおみおやがみ)として崇敬を集める天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りする内宮(皇大神宮)と、衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りする外宮(豊受大神宮)を始め、14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社があります。これら125の宮社全てをふくめて神宮といいます。」とあります。
2000年の歴史を誇る「神宮」内宮の入口、宇治橋を渡ると神域が広がり、「心のふるさと」とも表現される日本の原風景にあっとうされます。
そして神宮には年間1500回もの祭りごとを行うための御料地とよばれるお供え物専用の田畑や森が広がり、神様に捧げられる品々が厳かに作られています。もちろん一般の方は御料地に立ち入ることはできませんし、お供え物ですので戴くことはできません。
私たちが戴くのであれば断然これがオススメ。伊勢神宮の夏の涼菓といえば「赤福氷」。私は夏期限定のこれを食べるがために、わざわざ夏の時期を選んでお伊勢参りをしています。餡と餅は氷になじむよう特製されています。抹茶蜜がかけられたかき氷の中の赤福を掘り出すのが楽しいんです。まだ間に合いますので、お伊勢参りをされる方は是非!